わたなべ友貴本人の発言を、当日の発言順に掲載しています(西暦の年表記は和暦に統一)。答弁や他議員の発言は省いています。質疑の前後関係は公式会議録でご確認ください。
◆わたなべ友貴 委員 私からは、防災対策について、あとは区のアニメ施策についてお伺いいたします。使う資料は、決算書と区政経営報告書です。
私からは、まず、先般東京に接近しました台風15号についてお伺いさせていただきます。きのうから他の委員からるる質問がありましたが、かぶらない範囲で、また私の思ったところをお伝えしたいと思います。
近年は、地震、水害が大変多く、防災の議論も極めてここに特化しがちだったというふうに考えます。今回は風害であり、改めて風に対する防災対策の必要性が浮き彫りになった台風でありました。先日の災対委員会でも報告がありましたが、区内では高円寺で停電や倒木などもありましたが、浸水もゼロということでした。しかし、台風のコースによっては、杉並区でも同じような甚大な被害を受ける可能性があったというふうに考えられますが、見解をお願いいたします。
◆わたなべ友貴 委員 私も全く同感で、大変心配しているところでございます。
今回の台風15号による教訓は、私はインフラ神話の崩壊だと思います。停電に関してですが、9月9日の段階で、実に94万5,000戸が停電をしていました。東京電力は当初、2日間で電力を復旧する見通しというふうに発表しましたが、その後、修正に修正を重ね、最終的に復旧したのは9月27日でした。
災害時、停電からの復旧は、おおむね遅くても1週間以内、そう信じられてきました。しかし、千葉県は実に19日間もの長期間停電が続き、住民が不自由な生活を余儀なくされたわけであります。過度なインフラ復旧への期待、これを改めるときが来ていると私は思います。
そこで、今回の千葉のように、台風により区内で大規模停電が発生する可能性があるかどうか、お伺いいたします。
◆わたなべ友貴 委員 なかなか想定しにくいということでございましたが、では、震災のときはどのようにお考えか。
◆わたなべ友貴 委員 そのような中で、先日の災対委員会の台風15号の報告、質疑のところで、区内で大規模な停電が発生した場合の備えについて質疑があったと思います。区からは、震災救援所で備蓄する発電機や、現在設置を進めている区民センターなどでの自家発電機の設置施設を活用するとの御答弁がありました。しかし、先日の報道でありましたが、千葉県では、備蓄をしていた発電機468台中250台が防災倉庫に眠ったままということでございました。これによって人への被害が出ていた場合は、これは人災と言われてもしようがないほどの対応だったと思います。
そこで、杉並区では、このような事態にならないよう、備蓄品が適当に使われるよう、どのような対応をとっているのか伺います。
◆わたなべ友貴 委員 何重にも備えをしているということで、安心いたしました。十分対策をされているとのことでした。
発電機に限らず、いざというときに、備蓄品がそのままで全く活用されないことがないように、改めて臨機応変かつ柔軟な対応をお願いいたします。
ところで、発電もいいのですが、私は、電気の備蓄、すなわち蓄電に注目しています。経営報告書332ページの表47で、防災施設整備とあります。これまで、さきに出ましたが、センターの自家発電など、発電に特化した施設整備を進めていただいていると思います。しかし、例えば、千葉で停電となっている最中、電気自動車が電源として活用されました。発電機の活用もいいのですが、発電機では、音や排気を伴い、屋内での使用には制限がかかるというデメリットも考えられます。
そこで、蓄電技術が最近とても進歩しておりますが、蓄電池の活用も有効だと私は考えます。使う用途や場所によっては、発電と併用しながら整備を進めるべきだと考えますが、区の見解を伺います。
◆わたなべ友貴 委員 私もいいものを見つけましたら紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
次に、被災自治体への支援について伺います。
今回の千葉の大きな被害に対し、区としてどのような支援を行ったのでしょうか。交流自治体は千葉にはありませんが、隣の県の被災ということもあり、また一地方自治体として、プッシュ型の支援を行っていたのかどうか、お伺いいたします。
◆わたなべ友貴 委員 区長会経由や国経由ということで、なかなかプッシュ型の支援というのは難しいということが、今の御答弁で理解できました。
一般的に、被災した直後は、被災自治体は大変混乱しているかと思います。何が必要かというリクエストをすることもとても難しいのだと思います。ですから、当然、支援もおくれてしまう。そうした中、友好自治体として協定を結んで、自治体間連携を推進しておくことができれば、例えば、杉並区で今提供できるメニューをこちらから提示して、プッシュ型の支援をすることもできるのではないかと私は思っております。
災害支援というのは、おせっかいぐらいが私はちょうどいいんじゃないかと思っております。自治体間連携の強化推進として、昨年度でいえば、経営報告書330ページ、表45に記載されております。昨年度に引き続き、今後も、区長の人脈を含めさまざまなネットワークを使って、新たな友好自治体との協定締結を含め、平時からいざというときの体制づくり、自治体間連携の強化に努めていただきたいと思いますが、見解を伺います。
◆わたなべ友貴 委員 平時からの備えというものは防災の基本でありますので、ぜひともこれからも推進していただきたいというふうに考えております。
防災の項の最後に、近年、ゲリラ豪雨などの水害による大きな被害が全国各地で頻発しております。また、今回の千葉のような風害も起きました。震災と違って、水害や風害は、ほぼ毎年確実に起こります。また、今後、温暖化の進行で、より激しさを増すことも考えられます。このような風水害から区民の安心・安全を確実に守ることへの区の見解を、ここで改めてお伺いいたします。
◆わたなべ友貴 委員 力強い御答弁、ありがとうございました。
災対基本法によると、地方自治体が最前線、市区町村第一主義でございます。ここにいる全員が当事者、また最前線のメンバーとなりますので、一致協力して頑張っていきたいというふうに考えております。
では次に、アニメ施策について伺ってまいります。
区政経営報告書352ページ、表100によると、活動内容に、「アニメを活かした商店街等の振興を図る。」というふうにありますが、商店街振興の分野で具体的にどのような事業内容があったのか、お示しください。
◆わたなべ友貴 委員 区のホームページによると、平成28年の情報ですが、今御答弁にもありました日本のアニメ制作会社全622社のうち、区内には138社が集積、市区町村別では全国1位となっております。また基本構想の中でも、アニメ産業が成長していることを10年後の姿として描いているとの記載もあることから、杉並区は、アニメ産業を地区の大きな強みであると捉えていることがわかります。
また、アニメ産業の生かし方として、先ほど御答弁にもありました観光施策があると思います。しかし一方で、この観光促進の事業、経営報告書のところに、活動内容としてのアニメ施策ということが見られないのですが、これを記載していないのはどのようなことなのか、また実績も含めて、改めて伺います。
◆わたなべ友貴 委員 少し話は変わりますが、先月、私、1人でアニメの映画を見てまいりました。これは「天気の子」という作品でございます。上映が始まる前からかなりの話題作で、この日も館内は満席。カップルのお客さんがとても多くて、1人で気まずい思いをしていたんですが、ネタバレになるので内容には触れません。触れませんが、作中の風景描写がとてもすばらしく、誰もが見たことのある実在する町並みがさまざまスクリーンに展開され、とてもわくわくした時間を過ごしました。
そんなワンシーンの中で、高円寺にある気象神社が作中に登場いたしました。短い時間で、私は確信を持てなかったので、後日、宮司先生にお伺いしたところ、やはりモデルになりましたというお話でした。この作品に限らず、私が見たアニメでも、まだまだ杉並がモデルになっている作品がたくさんあります。
そこで伺いますが、区内が作中モデルとなったアニメ作品について、制作会社から、例えば事前のロケハンや使用許可など、モデル場所を区が把握して、情報をアーカイブ化するようなシステムがあるのかどうか、お伺いさせていただきます。
◆わたなべ友貴 委員 先ほどの神社の話に戻りますが、この神社はもともと参拝者の多い神社です。しかし、「天気の子」公開後、参拝者が急増したとのことでした。これは、偶然にも、きのうの東京新聞にも掲載されています。
私もそうですが、アニメを愛する人間の間で、聖地巡礼という言葉があります。これは、自分の愛するアニメ作品のモデルになった場所に足を運ぶことです。聖地巡礼のためには、近場に限らず、作品の人気度によっては、海外からのお客さんも来ることがあります。つまり、国内の観光施策に限らず、インバウンド施策の一面も持ち合わせるのが、このアニメの聖地巡礼だと思います。
こうした聖地巡礼の情報は、本来、作品名、スペース、聖地巡礼で検索をして、自分の手で探すものですが、そうした情報を、例えば区が区内情報を一覧にして提供できるようなことができれば、アニメを強みと考える自治体として、とても画期的な取り組みだと私は思います。
そこで伺いますが、観光施策、インバウンド施策として、アニメの作中モデルとなった場所を、例えば聖地巡礼マップなどとして作成し、ホームページなども活用し、来街者へアピールする手段が考えられますが、見解を伺います。
◆わたなべ友貴 委員 中野は中野ブロードウェイ、豊島区は、例えばアニメイトやらコスプレやら、それぞれ強みがあると思うんですね。杉並区は、制作会社が多いというのが私は強みだと思っています。これまで区の把握している情報、今おっしゃった作品もありますが、私が見ただけでもまだまだ作品があります、ここで言うのはやめますが。
アニメ作品中のモデルになった場所に加えて、全国自治体ナンバーワンの数を誇るアニメ制作会社に、そういった場所があるのかどうか確認してもいいと思います。聖地巡礼をきっかけにして、過去の作品が再度人気爆発、バズるようなことは多々あります。制作会社にもマイナスになることはありません。ぜひとも検討をお願いいたします。これは要望といたします。
あわせて、商店街振興にもアニメは活用できます。例えば、作中モデルになった地域の商店街に、作品に関するスタンプラリーを設置したり、商店と協力してコラボカフェを開いたりと、アニメを活用できる商店街施策はまだまだあると考えます。商店街施策という観点から、アニメ施策について、今後の取り組みについて区の見解を伺います。
◆わたなべ友貴 委員 コストがかかるという話もありましたが、コラボカフェ、私、よく行くんですけれども、1杯100円のコーラが、安っぽいキャラクターの印刷された紙を張ったストローを差すだけで1,000円になるような、バリューがいっぱいつくわけですね。──今、失礼な発言がありました。済みません。
ですので、そういったふうにコストがかかるといいながらも、商店街に入ってくるお金に関しては、まだまだ検討の余地があると思いますので、前向きに御検討をお願いして、私の質疑を終わります。