わたなべ友貴本人の発言を、当日の発言順に掲載しています(西暦の年表記は和暦に統一)。答弁や他議員の発言は省いています。質疑の前後関係は公式会議録でご確認ください。
◆わたなべ友貴 委員 私からは、新型コロナウイルスのワクチン接種事業についてと感染者情報の共有・収集体制について伺います。
まず、新型コロナウイルスのワクチン接種事業について伺います。
区は、令和2年度の終盤からワクチン接種体制の整備を始めました。令和2年度中は、全額国庫支出金で体制整備などの経費を計上しております。そして、令和2年度中には東京都が医療従事者向けの接種を始め、令和3年度に入ってからは、杉並区の高齢者接種を始めることができました。
そこで、まず、これまでの区のワクチン接種事業の流れについて確認をします。具体的には、いつからどの年齢層が接種を始め、その後拡充をしていったか、時系列に沿って整理をしたいと思いますので、お願いします。
◆わたなべ友貴 委員 御丁寧にありがとうございます。
ワクチン接種開始当初は、集団接種会場は今ほど多くない状況でスタートとなりました。今御答弁にあったとおり、積極的な取組によって集団接種会場も拡充し、また個別接種も開始することができました。
もっとも、個別接種が開始されるまでには様々紆余曲折があったかと思います。当初、医師会との連携がなかなかうまくいかなかったとも聞いておりますが、この点について、どうしてこのような事態になったのか。あわせて、個別接種体制を無事構築することができましたが、どのような交渉を行い、そのような結果になったのか、その点について確認します。
◆わたなべ友貴 委員 その後、先ほどの御答弁のとおり、集団接種会場の時間を延長するだとか、休日接種に対応したりして接種体制拡充に尽力してきたことと理解します。しかし、いざ予約の受付を開始すると、インターネットも電話もつながらず、予約開始と同時に大混乱に陥るといったことが、これまで幾度となく起こりました。その都度、私たちの会派にも多くの区民の方から憤りの声が届いたことは、各臨時会などでもお届けしたとおりです。
そこで、この間、杉並区は、予約時の混乱を解消するためどのような対策を講じてきたのかを確認します。あわせて、本日令和3年10月1日現在ですが、ワクチン接種予約において混乱が生じ、区民の皆様が不利益を被ることがないように体制が拡充できているのか、それを確認します。
◆わたなべ友貴 委員 様々御努力いただいたということを理解しました。
現在のワクチンの接種状況についても、ここで確認しておきます。本日現在、区内でどれぐらいの割合の方がワクチンの2回接種を完了したのか、今後の議論の前提にもなりますので、それを確認します。
◆わたなべ友貴 委員 随分高い数字の方がワクチンの2回接種を終えているということでした。
そうした中でも、区は国からのワクチンの供給不安を理由に、集団接種会場の期間延長を先日の補正予算で決めたと思います。もっとも、先日区は、我が会派が要望しておりましたモデルナ社製のワクチン利用も開始することとしていただきました。今朝の区報にもその旨が載っていたと思います。あわせて、9月26日から国の集団接種会場も再開するなど、区が設定した予定希望者数のワクチン接種完了は、予定よりも早くなるというふうに思うのですが、そこで、区は現在、ワクチン接種事業完了時期の見込みをいつ頃と考えているのか、それを確認します。
◆わたなべ友貴 委員 現在、都内では自治体間でワクチンの融通が行われ始めていますが、例えば渋谷区が新宿区に1万回融通したことは、大きなニュースになりました。
杉並区では、こうした近隣区とのワクチン融通に向けた調整などは行っているのでしょうか。
◆わたなべ友貴 委員 あくまでも区民優先ということで、ぜひお願いします。
現在、国では3回目接種というような話も聞こえてまいりました。また、6歳から11歳のワクチン接種も可能になるのではないかというような海外での研究成果も耳にします。このように、杉並区が想定しているワクチン接種事業に終わりのめどが仮に立ったとしても、そこで終わりというようなことはなかなか難しいのではないかというふうに思います。
ワクチン接種事業については、令和4年度においても、ある程度柔軟に対応できるように予算を張っておく必要があるのではないかと思います。来年度のワクチン接種事業の規模感、予算規模の感じについて、区の現在の見解について伺います。
◆わたなべ友貴 委員 この間、区の取組によって区民のワクチン接種が進んでいるということは確認できました。
そうした中でも、国ではワクチンパスポートの活用といった話も出ています。区内の店舗でもこうしたものの利用が進んでいく可能性は考えられます。もっとも、様々な事情でワクチンを打てない方、副反応のリスクに照らし、接種しないことを選択される区民の方も当然いらっしゃいます。このような方々に対して、決して不利益になることがあってはなりません。また、運用の方法においては、差別の助長にもなりかねないと懸念しております。今後、活用を区として検討する際には、不利益や差別の助長にならないよう、運用方法について慎重に検討していただきたいと思います。これは要望とさせていただきます。
続きまして、感染者情報の収集・共有体制について確認をいたします。
杉並区は令和2年3月27日から、区民自身に感染対策において自己防衛を徹底していただくという趣旨で、区内感染者情報をホームページで公開することとしました。危機感を共有するという明確なメッセージを区長自身が発信したことは、大変すばらしいことだと思います。
令和3年1月4日以降の基準では、保健所が把握した発生届による人数が感染者数であるということですが、裏を返せば、保健所が把握できていないような感染者も存在する可能性があるのではないかと思います。発生届が杉並保健所へ提出されていない事案であろうかと思いますが、具体的にはどのような場合が考えられるのか、それを確認します。
◆わたなべ友貴 委員 発生届が杉並保健所へ提出された情報については、保健所が把握する以外に何か活用されているのか、この点について確認をしていきます。
とりわけ、ワクチンを現段階で接種することができない11歳以下のお子様たちについては、変異株で重症化するリスクがあるわけですから、どうにかして感染リスクを下げる必要があります。例えば小学校で感染が発生し、その学校に通う生徒さんが濃厚接触者となったとします。この生徒さんは、入試が近く、塾を休むことができず、やむを得ず塾へ行ってしまったとします。すると、実は新型コロナウイルスに感染しており、学習塾でクラスターが発生する。これは最悪のケースを想定していますが、ない話ではないと思います。
これは塾だけではなく、習い事でも同じ、学童でも幼稚園、保育園でも同じ。子供を取り巻く環境全てにこうしたリスクがあるのが現状です。こうしたときに、子供の感染情報を、例えば保健所から学習塾や習い事の教室などに共有できていれば、リスクを低減できるのではないかと私は考えています。
そこで、子供の感染状況について、保健所からの情報共有体制の必要性について見解を伺いたいと思います。
◆わたなべ友貴 委員 今インフルエンザの話が出たので、先にこの話を一言させていただきます。
受験シーズンということで、受験生や親御さんにとって、インフルエンザ対策も必要です。受験生世帯へのインフルエンザ対策支援、これを検討していただきたいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
◆わたなべ友貴 委員 コロナの話に戻りますが、新型コロナウイルスの第5波は収束の気配を見せています。また、専門家の話では、冬にかけて第6波が来るという予測です。先ほど区長も、杉並区でも600人以上の感染者が出るのではないかというようなことをおっしゃっておりました。
また、そうしたときに受験シーズンが重なります。追い込み期で学習塾へ通い詰めるお子さんたちも、多分大勢いらっしゃるんだと思います。こうしたときに、私が先ほど申し上げたとおり、塾内クラスターのような最悪な事態が発生しないように、ぜひ先手先手で対策を打っていただきたいと思います。
情報の機密性とバランスというふうにおっしゃいましたが、ワクチンを打てないということが現実ですし、また重症化するリスクもあるわけですから、その辺のバランスをしっかりと見ていただきながら、対策をお願いしたいと思います。
もちろん保健所だけでは困難ですので、教育委員会ともしっかり歩調を合わせ、区長がリーダーシップをしっかり取っていただきながら、所管に横串を刺していただきたいと思います。来年度予算と言わず、補正予算を組んででも体制構築をぜひお願いしたいので、これは要望とさせていただきます。
続きまして、PCR検査についても確認します。
これまで国が国費で行うPCR行政検査については、症状のない方については認めてきませんでした。この点、お隣世田谷区が自前で世田谷モデルというものを始め、話題となりましたが、てんまつについては皆さん御存じのとおり、コストに照らし、継続的な検査が必要であり、効果が薄いということで、全く他区に広がりを見せないままに終わりました。
一方で、区では昨年度、福祉施設で感染症が発生した場合の従業者に対して、行政検査の対象にならない方へのPCR検査を独自で行ってきました。業務継続という趣旨であり、理にかなった施策でありました。
また、先日の令和3年度補正予算8号では、我が会派がかねてから要望してありましたとおり、この事業について、児童福祉施設も対象に加えていただいたことには大変感謝をいたします。
今後は、これらの施設に加え、業務継続の必要性が高い職種について、区独自のPCR検査のさらなる拡充が必要だと考えますが、見解を伺います。
◆わたなべ友貴 委員 なかなか優劣はつけられないものではありますが、とはいいながら、やっぱり必要なものはあると思いますので、ぜひとも検討していただければと思います。これは要望です。
本日から緊急事態が解除されました。東京都は独自にリバウンド防止措置という、分からないような段階的緩和となるというふうに聞いております。このような宣言解除を受け、区は区民に対して、何かメッセージを発するようなお考えはあるのか。保健所としても、今後、区民個人が取るべき対策などについて、改めて情報発信を求められることかと思いますが、最後にこの点についての見解を伺って、私からの質問を終わりたいと思います。