議会活動の記録へ戻る

予算特別委員会

財政運営・行財政改革・事務事業評価

令和6年予算特別委員会-03月05日-02号

財政運営行財政改革事務事業評価
公式会議録を読む

発言本文

わたなべ友貴本人の発言を、当日の発言順に掲載しています(西暦の年表記は和暦に統一)。答弁や他議員の発言は省いています。質疑の前後関係は公式会議録でご確認ください。

◆わたなべ友貴 委員  私からは、財政の基本的な考え方と行革、あとは事務事業評価などなど伺います。使う資料はいただいた資料の244番と区政経営計画書です。  私からは、まず、財政健全化と持続可能な財政運営を確保するための基本的な考え方について伺いたいと思います。来年度予算案では、区の各計画改定に当たり財政の基本的な考え方に若干変更がありました。具体的には財政調整基金の年度末残高目標が350億円から450億円になったこと、仮称本庁舎改築基金の早期設置の2点です。令和6年度予算案は、この新しい考え方に沿った初めての予算編成となりました。  そこでまず初めに、これまでの財政健全化と持続可能な財政運営を確保するための基本的な考え方から、この2点変更した意図について改めて確認をいたします。

◆わたなべ友貴 委員  昨今の経済状況を見てというようなことがありました。令和6年度当初予算案を見ると、財政調整基金の取崩しの予定はないということです。数字の上でこうした堅実な予算案を策定されたことについては率直に評価をさせていただきます。  また、現在の財政調整基金残高は約575億円ということで、450億円、年度末残高の維持については令和6年度、よっぽどの取崩しがなければ、もう既に簡単にクリアできそうな数字だというふうに理解をしています。  もっとも、元日に能登半島地震が発災したり、また、都の首都直下地震の被害想定の見直しがあったりとか、地域防災計画の改定があったりなど、そうした機を捉えて見直しするタイミングというのは、つくったばっかりですけれども、近いんじゃないかなというふうに私は思っています。まだまだ物価上昇や人件費の高騰も止まらない中、また令和6年問題もある中で、将来的にそうした財政上のネガティブな要素が積み重なっている現状において見直しのタイミング、今後どのようなスパンで考えているのか。何かお考えがあればお伺いします。

◆わたなべ友貴 委員  施設の改築の基金もありますので、そうしたところも踏まえ全体のパッケージで考えていくことだろうと思いますので、また機を見て議論させていただきたいと思います。  次、計画上変更はありませんでしたが、基本的な考え方の2つ目の施設整備基金、毎年度40億円以上の積立てについても確認をしたいと思います。資材価格や人件費の高騰、また令和6年問題など、必要経費の増加が止まらないですよね。入札不調もあったりだとか、スライド条項が毎回毎回あるような状況の中で基金の積立目標を変更しなかったことについて、私はやっぱりなかなかすとんと理解ができないというか、そうした疑念というか、そういう感じを持っています。  全員協議会でも伺いましたが、改めて毎年度積立目標額40億円を維持した理由について確認をいたします。

◆わたなべ友貴 委員  先日の最終補正のところで施設整備基金にどんと積んだというのは、やっぱりそうした危機感があるからだというふうには理解をしています。この施設整備基金の考え方として、今回、計画改定で、施設再編整備計画がマネジメント計画に変更になりました。そうしたこととしっかり連動しているのかなというふうに私は思っています。  施設マネジメント計画について、私の感想を少し申し述べます。計画の冒頭の中で「新たな計画の策定に当たって」という記載の中、これまでの施設再編の在り方において、「施設再編整備の進め方において、対象となる施設の利用者や地域住民等の意見を十分に反映できなかったことが最大の課題であったと受け止めています」と、住民との意見調整が不十分であったかのような、あたかもこれまでの区職員の皆様のお仕事を自虐的な総括をされて書かされている職員の皆様の気持ちを考えると、こちらが大変苦しくなる思いでございました。この部屋の中にも、そうした施設整備に関わった職員の方がいらっしゃると思いますが、どういう気持ちでこれを書いたのかなと思うと本当に苦しい思いになります。関わられた職員の皆様は、どれだけ地域に出て住民に説明をして、説明を重ねて説明を繰り返して、時には住民から厳しい言葉を投げかけられて、それでも最後は区民の皆様の全員の納得は得られなかったとしても、将来世代に杉並区をつなぐため、皆様が少しずつ我慢をして計画を進める、そういうところに着地したというふうな経過だと私は理解していますので、なかなかこうした書き方はいかがなものかなというふうなのが私の感想です。これは感想ですので答弁大丈夫です。  計画を見直した中で、計画策定段階から住民の方の意見を聞いていくというような計画の変更だというふうに私は理解しています。そうした中で、例えば今使用している住民の方がこの施設を残してほしい、延命して延命して私たちが使っている間は残してほしいというような施設が積み重なったときに、これまでの施設再編整備計画はそうしたことがないように、施設の平準化をするために計画を策定していたと思っていますが、そうした計画がそもそも成り立っているのかということだと思うんですよね。あるときに耐用年数ぱんぱんまで来ちゃった施設がどーんと増えて、施設がどーんと必要になった年度になったときに、この基金がショートしてしまうんじゃないかというようなシミュレーションはされているのか。その辺、連動しているのかということについて見解を伺いたいと思います。

◆わたなべ友貴 委員  計画的に話合いの時期というか、そういうのを設定していくということは理解するんですけれども、その話合いの中で住民が延命してください、この施設をもっと使いたいですというような意見が出たときに、それは無理ですというふうに決断をされるという理解でよろしいんですか。

◆わたなべ友貴 委員  分かりました。これまでの施設再編整備計画の説明の中でも、そうした情報はしっかりと皆様に御提示した上で、最後は皆様が、完全に同意はしないけれども、将来のことを考えたらしようがないよねと言って理解してきたのがこれまでだと思っていますので、あんまり何か……(発言する者あり)いろいろ言っていますけれども、そうだと私は思っていますよ。だから、そういうふうな同意を得てないみたいなあおりというのは本当にみっともないなというふうに思います。  次行きます。行革について伺ってまいりたいと思います。財政効果見込額の資料244番いただきました。今年度は8,301万5,000円とのことです。今年度は約7億5,000万円の財源を行革で生み出したところではありますが、定員管理方針に基づき約6億7,000万円の歳出増があったので、この数字になったというようなことを資料を見て理解いたしました。  毎年度、同趣旨の資料をいただいておりますが、令和6年度予算案策定に当たっては、行革による取組について特段新しい取組があるようには見えませんでした。区として、令和6年度予算案の策定に当たり、新たな行革の取組によって創出した財源があれば、それについてお示しをいただきたいと思います。

◆わたなべ友貴 委員  常勤の削減という話が今ちょっとあったんですけれども、定員管理方針見直しに当たって、常勤というのは増やすということだと思ったんですけれども、その辺はどうなんですか。

◆わたなべ友貴 委員  分かりました。お互い、滑舌がちょっとあれですね。  今のお話ですと、新しい取組、これまで随分やってきたので、なかなかしんどいんだなというのは理解をします。森さんの答弁なので、裏を返せば、これまで着実にそういった取組を進めてきたからこそという善意解釈もしたいと思います。それでも区税収入や特別財政調整交付金が好調な今だからこそ、その好調にあぐらをかくことなく、たとえ金額が少なくても各事業の見直しを含めた積極的な行革の取組を進めていただいて、1円でも多く財源を削り出す覚悟を見せていただきたいと私は思っています。  そうした中で、区は新たな行政評価制度の活用を始めています。これまでの年一度、5月に公表されていた仕組みから年2度、5-6月、8-9月に公表される仕組みに変更がされました。とりわけ後半の行政評価は、これまで以上に事務事業評価を予算編成過程に生かすことができる変更だというふうに私は理解していますが、今年度新たな行政評価制度になったところで、これが予算編成過程にどのように活用されたのか、具体例を挙げて説明をいただけますか。

◆わたなべ友貴 委員  個別の金額というよりも方向性について生かしていくということですね。何となく分かりました。  品川区では、昨年区長が交代して初めて当初予算策定に当たり、区の全665事業の事務事業評価を活用して一般財源の約1%となる約20億円の財源を新たに生み出したと聞いています。区として、品川のこの取組をどのように評価しているのか。また、区として参考にできるような部分がもしあればお示しいただきたいと思います。

◆わたなべ友貴 委員  使えるところは使っていただいて、財源をつくってほしいという気持ちは一緒ですので、そうした趣旨で質問させていただきました。品川区においては、生み出した財源の使途の評価はいたしませんが、新区長が自身の公約実現に向け行革によって財源を目指す姿勢、これは杉並区にもぜひ見習っていただきたいと思います。ただでさえ、目先の行政需要が不明確で、政策策定根拠も薄弱なイデオロギー偏重の事業に少しずつ予算をつけ始めていると私は思っています。なので、岸本区長の公約実現に向けた事業を進めていきたいのであれば、少なくとも、まずは区が新たに行革で財源を削り出していただきたいと私は思っています。  昨年の給食費無償化の議論のとき、補正予算の審議、総務財政委員会でやりましたけれども、そのときに私には財政課長が御答弁いただいて、他の委員には副区長がやり取りをされたと記憶していますが、来年度以降、給食費無償化の財源は、不断の行革によって財源確保に努めるという趣旨の答弁があったと記憶しています。しかし、来年度予算案において、給食費無償化に必要と見られる区の自主財源は約12億円であり、行政効果見込額では全く届いていないのが現状ですが、これは非常に残念であります。総務財政委員会における副区長答弁と予算案とのそごについて説明をいただきたいと思います。

◆わたなべ友貴 委員  頑張ったけれども、足りなかったということですよね。なので、まだできるというのは大変苦しいですけれども、改めて品川の例も挙げましたけれども、使えるものは使っていただいて、しっかりと財源を確保できるような行革をさらに積極的に進めていただきたいと思います。  私は、そうした事業、岸本区長の公約実現のために使う予算については、皆様がしっかりと行革で生み出した予算でやっていただきたいと思っています。そうしたことになっていない予算編成については否定的な立場で今後も注視していきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。

議会活動の記録一覧へ

出典:杉並区議会会議録検索システム / 確認日:令和8年10月2日